子供の頃から庭にある柿の木。
家を大改修ではこだわってヨーロッパ風な庭にしたけれど、
The和風のこの柿の木は残しました。
じいちゃん子だった僕は、
柿採りは祖父とふたりで行なう恒例作業。
祖父がいなくなってからは、僕がひとりで採ることになり、
結婚し、奥さんと採るようになり、
今では子どもたちとの恒例イベントになりました。
今年は、子どもたちが一生懸命採った柿の中から、
厳選したものを売ってみたい!という声があがり、
ダンボールで工作して、即席の柿屋さんがオープン。
はじめてのビジネス体験、
まるでアメリカのレモネード・スタンド。
「柿売ってまーす!」
と3人の子どもたちが呼び込みをすると、
通りを歩いている人たちは皆、ニコニコしながら声をかけてくれます。
そして、ものの数分で完売。
楽しくなったのか、子どもたちは家に戻り追加の柿を準備して再販売。
やはり、あっというまに売れていく。
宅配便の人まで買ってくれ、
人のあたたかさを改めて実感。
いい街ってこういうことを言うのかな。
普段は、なかなか目に見えないところが見えた気がしました。