
子どもが絵本を読むとき、その世界に心がすっと入り込んでいく瞬間ってありますよね。
ページの中で出会うキャラクターや音の表現、物語の温度。その一つひとつが、子どもの感性を育ててくれる大切な時間です。
でも、もしその絵本の世界が実際に目の前に広がったら?
その魔法を体験できるのが、絵本作家 祐彩(ゆうせい)の体感型絵本舞台ショー「ライブ絵本ルーミーパーク」なんです。
家庭での絵本の読み聞かせでは味わえない、生の音と映像や舞台空間に包まれながら物語を「親子で体験」できる特別な時間、ライブ絵本の魅力についてお話させていただきます。
ライブ絵本ルーミーパークでは、物語の展開に合わせてピアノやバイオリン、ビオラ、チェロが生演奏で空間を包み込みます。
物語の登場人物の感情や場面の変化を、音楽が色鮮やかに描いていくんです。
絵本の読み聞かせではページの中の音を「想像」しますが、ライブ絵本ルーミーパークではそれが「現実の音」として目の前で生まれます。
だから子どもたちは、まるで物語の登場人物と一緒に冒険しているような気持ちに没入していきます。
こうして音楽と物語がひとつになることで、子どもたちの心の中に「感情の動き」がより深く刻まれていきます。
喜びや驚き、やさしさを音と一緒に感じ取るその時間は、子どもたちの情緒を豊かに育ててくれる大切な体験なんです。
ライブ絵本ルーミーパークでは、舞台そのものがもうひとつの絵本になります。
照明の色や動き、キャラクターの表情・演出など、視覚的な表現で物語の世界が立ち上がります。
これによって、子どもたちは絵本の世界を「読む」だけでなく、「全身で感じる」ことができるんです。
とくにママさん・パパさんにとって印象的なのが、子どもたちの真剣なまなざし。目の前の物語に夢中になり、音や表現に心を動かされるその表情を見ていると、「いま、この子の中に何かが育っている…」と感じられるはずです。

通常の音楽会や絵本の読み聞かせでは、観客はどうしても「見る人」「聴く人」として受け身になりがちです。
けれどライブ絵本ルーミーパークでは、子どもたちが一緒に歌ったり、声援を送ったり、物語の登場人物を応援したりすることで、物語の登場人物になります。
「ただ鑑賞する」のではなく「一緒に物語をつくる」ことができるからこそ、子どもたちの目が輝き、ママさん・パパさんもその姿に胸を打たれると思うんです。
家庭での絵本の読み聞かせは、親子共に大切な時間ですが、ある意味限界があります。
絵本のイラストを動かすことはできないし、ありものの音楽を流すだけでは、物語や登場人物と完全にリンクはできません。(※子どもの頭の中では絵は動き物語は広がっていますが)
ライブ絵本ルーミーパークは「音楽」「物語」「舞台表現」が三位一体となることで、家庭では決して再現できない特別な芸術体験を実現しています。
子どもたちにとっては、自分の五感と感性をフルに使って楽しめる貴重な機会で、親にとっても「一緒に体験する喜び」を感じられる時間になるのがルーミーパークのおすすめポイントなのです。

ライブ絵本ルーミーパークは、コンクール受賞絵本をもとにした物語に、本格的な五重奏と舞台表現が加わることで、絵本の読み聞かせでもコンサートでもない、まったく新しい文化芸術体験の体験ができる場所(パーク)。
子どもは物語の世界に入り込み、親はその姿に涙する。そんな「親子の心にあかりが灯る時間」がここにはあります。
まだ体験したことのない方こそ、この特別な世界をぜひ感じに来て欲しいと思っています。
きっと、帰る頃には親子の心に忘れられないあかりが宿っているはずです。
