
絵本作家の祐彩(ゆうせい)です。
先日、とても嬉しいお話が届きました。
それは以前、ライブ絵本公演を観に来てくださった幼稚園の先生からの連絡でした。
その先生は、絵本『ハレとアメのきらきらあつめっこ』を観ながら、「これ、うちの年長さんたちみたいだな」と感じたそうです。
誰かのために自然と動ける子もいれば、つい自分の気持ちを優先してしまう子もいる。
どちらが良い悪いではなく、どちらも誰もが持つピュアな姿。
この絵本の読み聞かせをする中で、子どもたちみんなも今年のクリスマス会で『ハレとアメのきらきらあつめっこ』やりたい!となったそうです。
クリスマス会当日。
子どもたちはハレやアメ、リスやハリネズミ、はたまた龍になり、物語の世界を夢中で演じてたそうです。
セリフや動きだけでなく、表情や間合い、ちょっとした仕草まで、それぞれが「自分なりのハレ」「自分なりのアメ」を生きていたと聞きました。
きらきらが降ったり、積み上がるシーンも工夫して表現されていたようです。
客席では、感動して涙ぐむ親御さんの姿もあったそうで、幼稚園生活の最後に、子どもと親が同じ時間、同じ物語を共有できたことが、かけがえのない思い出になったと教えてくれました。
実はこのお話には、続きがあります。
絵本『ハレとアメのきらきらあつめっこ』を演じたクラスだけでなく、「他のクラスでもやりたかった」という先生がいたこと。
劇を観た別のクラスの子や、姉弟たちが「その絵本が欲しい」と言ってくれたこと。
後日、幼稚園から「絵本を購入したいご家庭があります」と連絡をいただき、僕はクリスマス用にサインをして、一冊一冊、気持ちを込めてお届けしました。
僕自身も、自分の子どもたちの発表会を観てきました。
数ヶ月前から家で練習して、家族で笑ったり、試行錯誤しながら迎えた本番。
舞台上の子どもの姿が、にじんで見えないくらい胸がいっぱいになり、その記憶は、今でも家族の中にあたたかく残っています。
そんな大切な発表会の舞台に、絵本『ハレとアメのきらきらあつめっこ』を先生はもちろん、子どもたちが選んでくれたことが、とても嬉しかった。
まさに絵本の物語が、子どもたちの時間と結びついた瞬間でした。
僕もライブ絵本をもっと立体的に、舞台化しようかな。
